日本ストライカー株式会社(東京都文京区、代表取締役社長:水澤 聡)は、ロボティックス技術の浸透や進化が著しい医療機器のデジタル化に対応することを目的に、2023年2月12日付けで、ISO/IEC 27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証を受けました。本認証の適用範囲はロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)システム」に関連する事業で取り扱う情報資産であり、医師が当該機器を使用する際のサポート活動ならびにマーケティング・販売活動がこれに該当します。
ISO/IEC 27001は、情報資産の保護、利害関係者からの信頼を獲得するための“セキュリティ体制の確保”を目的としたフレームワークの国際基準です。組織内外から起こりうる脅威に対し、情報セキュリティのフレームワークを構築・維持していくことで、インシデントの発生リスクを最小限にし、またインシデントが発生した時も、被害を最小限に抑えることを目的としています。
日本ストライカーでは、ロボティックス技術やソフトウェア製品を通じてデジタル技術を活用し医療の向上を目指す「Advanced
Digital Healthcare」を推進しています。2017年に日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システム「Mako(メイコー)システム」では、人工股関節・人工膝関節の置換術において、事前に患者さんの患部画像をCT撮影し、術前計画を策定します。これら患者さんの個人情報ならびに画像診断データなどの情報資産を不正アクセスから保護し機密性を保持するため、当社では情報セキュリティマネジメントシステムを構築しました。情報セキュリティに関連する法規制要求事項や、利害関係者の要求事項、その他当社に適用される要求事項を満たすと同時に、継続的に安全管理の方法を評価し、新たなセキュリティ脅威のリスクを最小化します。
医療現場において情報セキュリティマネジメントへの意識がより一層高まるなか、当社ではISO/IEC 27001の認証取得を通じて、患者さんや医療従事者の皆様が安心してデジタル技術を活用した治療を選択できる体制を整え、さらなる医療の向上に貢献します。
■日本ストライカー株式会社について整形外科、外科、脳神経外科、脳血管内科、耳鼻科、口腔外科、形成外科、泌尿器科等、様々な診療科目で使用される医療機器を取り扱うグローバル企業、ストライカーコーポレーションの日本法人です。ストライカー社は米国ミシガン州に本拠地を置き、世界75カ国以上で事業を展開しています。当社製品は、人工膝関節や人工股関節、骨折治療や脊椎用のインプラント製品をはじめ、脳血管内治療用の製品、内視鏡、手術器械、無影灯や画像統合システム等の手術室関連製品、ベッドやストレッチャー、体外式除細動器、自動心臓マッサージシステムなどの救急医療領域の製品など多岐にわたります。詳しくはwww.stryker.com/jpをご覧ください。
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