日本ストライカー ICUベッド新シリーズ「ProCuity」販売開始 ~患者さんの早期離床を目指し、看護業務の効率性と安全性を向上~

08-Mar-2023
ProCuity1

製品画像:ProCuity (ZMXベッド)とIsolibrium サーフェイス

日本ストライカー株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:水澤 聡)は、集中治療室(以下、ICU)向けベッド「ProCuity(プロキュイティ)」を2023年3月から販売開始いたします。弊社ではProCuityの販売を機に、今後、救急治療における製品ポートフォリオの拡充を図ってまいります。

 

ProCuityは集中治療下における患者さんを想定したICU向けの医療用電動ベッドシリーズで、4モデルで展開します。このシリーズでは、看護にあたる医療従事者の意見を取り入れ、患者さんの落下事故を低減するベッドフレームに加えて、患者さんが離床時につかまり立ちするため人間工学に基づき設計したサイドレールや昇降機能を搭載することで、転倒を予防するとともに、運動機能回復のためのリハビリをアシストします。

 

また、本シリーズの最上位モデルとなるZMXタイプの専用マットレスIsolibrium(アイソリブリウム、本体とは別売)も同時発売します。Isolibriumは、上半身から臀部までは独自のエアポッド、下肢部分はゲル素材、フレーム部分はウレタンからなる複層構造のハイブリッドエアーマットレスで、内部に設置したセンサーが患者さんの位置を自動検知して空気圧を再分配し体圧を分散します。これに、マットレス内部および周囲の空気循環による湿度コントロール(Low Air
Loss/低空気損失)機能を併用することで、患者さんの褥瘡予防を考慮した設計になっています。

 

高度医療管理が求められるICUにおいて、医療従事者の負荷軽減は喫緊の課題です。ProCuityは走行時の電動ブレーキ*1・電動アシスト*2機能を搭載し、搬送時の看護負荷を軽減。専用モニタリングシステムでは、あらかじめ設定したサイドレールの位置などに変化があるとライトの色で看護師に知らせ、患者の体位情報に対しベッドフレームが正しく使用されていない場合は落下事故を防止するためのアラームが作動します。また、Isolibrium内部のエアポッドに加圧することで、患者さんの体位を長軸上で左右に傾けることができるため、褥瘡予防に要する作業負荷も軽減します。

 

医療従事者の負荷低減と安全性向上のために

日本ストライカーでは、医療従事者の皆さんと一体となって医療の向上を目指すというミッションのもと、救急搬送時の電動ストレッチャーシステム「Power-PRO」(パワープロ)「Power-LOAD」(パワーロード)をはじめ、手術時のサージカルスモークを吸引し廃液を処理する機器、感染症予防のための個人防護具など、医療従事者の負荷軽減と安全性向上に貢献する製品を提供しています。このたび販売開始したProCuityにおいても、ICUにおける看護業務の効率化や負荷軽減を目指します。

 

*1:Lモデルを除く3モデルに搭載しています。

*2:ZMXモデルおよびZモデルに搭載しています。

 

■日本ストライカー株式会社について

整形外科、外科、脳神経外科、脳血管内科、耳鼻咽喉科、口腔外科、救急医療等、様々な診療科目で革新的な製品とサービスを提供するストライカーコーポレーション(本社:米国ミシガン州)の日本法人です。ストライカーは世界をリードする医療機器企業の一つでありお客様である医療従事者の皆様とともに、世界75カ国を超える国々で、年間1億3千万人以上の患者さんへの治療に貢献しています。詳しくはwww.stryker.com/jpをご覧ください。

 

販売名:ProCuityベッド

医療機器届出番号:13B1X10209000998

一般医療機器/特定保守管理医療機器

 

本内容は報道関係者向けに発表された情報です

 

ProCuity2

参考情報:ProCuityモデル別機能比較

Isolibrium

製品画像:Isolibriumサーフェイス(ZMXタイプ専用マットレス)の内部構造