25-Jan-2022
Recycling symbol
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より良い地球のため:プラスチック削減・再利用の取り組み

  

昨年、当社は、2030年までにストライカーの全施設でカーボンニュートラル化の実現を目指すという大きなCO2削減目標を発表しました。しかし、持続可能性に向けた変革は、再生可能エネルギーへの移行やエネルギーの消費削減だけにとどまりません。 一例として、安全にかつ環境への負荷をかけずにお客様に製品をお届けするための梱包材を、当社の設計チームがどのように開発しているかをご紹介します。

2020年には、世界で320億ポンドを超える医療用プラスチックが生産され、この数は2025年までに480億ポンドに増加すると予想されています。1これは意図せず環境負荷につながる事実であり、ストライカーでは持続可能な梱包材の開発を通じて環境負荷を減らすための取り組みに注力しています。

ストライカーは最近、Healthcare Plastics Recycling Council(HPRC:医療用プラスチックリサイクル評議会)に加入しました。この組織は、医療業界、リサイクル業界、廃棄物管理業界の同業他社からなる技術コンソーシアムであり、医療分野におけるプラスチック製品と梱包材の再利用を促進させることを目的としています。 ストライカーは、このパートナーシップを通じて、医療分野の混合プラスチックを再利用するための高度なリサイクル技術の研究、輸送用の医療用プラスチック廃棄物の収集、分別、準備のための逆物流管理プロセスの研究、リサイクル業者への積極的な働きかけなど、医療用プラスチックのリサイクルの実現を目的とした複数の活動に取り組みます。梱包材分野の知見を広く共有するだけでなく、業界の専門家による高度なリサイクル技術も共同で研究します。 このパートナーシップにより、医療用プラスチック廃棄物の流れに良い影響を与えることができます。

「梱包材の持続可能性に向け、変革を促進するストライカーの取り組みは、HPRCを大きくサポートするものです。 ストライカーは持続可能性と梱包材に関する専門家チームを結成し、私たちのプロジェクトに積極的に関与し、プラスの影響を与えてくれることでしょう。」
— HPRC、エグゼクティブディレクター、ペイリナ・チュウ

ストライカーでは、持続可能な梱包材を引き続き重視し、サステナブルなソリューションを提供することで、お客様からの信頼を築いていきたいと考えています。 持続可能性と再利用に関するプロジェクトから得られたことは組織全体で共有し、梱包材の開発と運用に活かされています。

コーポレート・サステナビリティ・ディレクターのエロル・オダバシは、以下のように述べています。「HPRCは、ヘルスケア業界のバリューチェーン全体における持続可能性を向上・推進する影響力のあるパートナーです。ストライカーはその正式なメンバーになったことをうれしく思っています。 ストライカーの戦略と目標は、将来にわたり、世界中の医療機関のお客様と協力して製品と梱包材が及ぼす環境負荷を低減させることで、これはHPRCのビジョンと使命に沿ったものです。」

 

参考資料

1. Healthcare Plastics Recycling Council. ‘Inspiring and enabling plastic recycling solutions in healthcare.’ Accessed 2 November 2021. Link: https://www.hprc.org/about-hprc