22-Feb-2021
人々のために80年
医療と当社の歩み

整形外科医であったホーマー・ストライカーは、80年前にOrthopedic Frame Companyを設立し、これが最終的には医療技術の世界的リーダーであるストライカーへと成長しました。同氏は患者様への献身に生涯を捧げ、「道具が機能しないなら機能させよ」というその力強い言葉は今もなお、医師や医療供給者の方々にサービスを提供する私たちを鼓舞し、後押し続けています。当社の幅広い製品とサービスのポートフォリオは、オーソペディックス(整形外科)、メドサージ(医療・手術用機器)、ニューロテクノロジー、スパイン(脊柱)を専門とする医療専門家によって活用され、救命や生活改善に貢献しています。当社はグローバルに事業を展開し、全世界に4万人以上の従業員を配するまでに成長しました。

創立80周年という節目は、これまでの歩みを振り返り、その功績を改めて胸に刻むのにふさわしい機会でしょう。ストライカーの素朴な出発点を紐解くと、過去と今とをつなぐかすがいが浮かび上がります。それは、外科医にして発明家でもあり、医療の向上を志した1人の男です。

 

素朴な出発点
最近になって、ストライカー医師の名が刻まれた年代物の松葉杖が彼の地元で見つかりました。これは間違いなく、創業者の革新精神と「伝説的な」1コミュニティ支援の産物です。

ガレージセールで発見されたこの松葉杖はおそらく、脚長差に対する彼の先駆的な外科的処置の例であると思われます。1一般開業医としてミシガン州カラマズーにやってきたストライカー医師は、カラマズー郡の医師としての任を受け、地域の人々の診療にあたり、後に整形外科医となりました。

技術開発を通じて医療の発展を後押しし、外科医らのニーズを満たすという信念のもと、ついに彼は主要な医療技術企業として名をはせるストライカーの設立に乗り出します。こうして、初期の「Turning Frame」と「Walking Heel」に続き、「Oscillating Saw」が発明されました。

その後、製品とサービスのポートフォリオは大きく成長しましたが、当社の企業文化は今に至るまで創業者の遺志を反映しており、私たちの使命と価値観によって実証されています。当社の使命と価値観を構築するプロセスについて、会長兼CEOのケビン・ロボ氏は次のように述べています。「全社の従業員と、名誉会長ジョン・ブラウン氏のような過去の経営者らの反応を見て、これが正解であったとわかりました。誰もが「実に私たちらしい」と口をそろえたんですからね」。